買っちゃいました^^; CF-B5R

CF-B5R使用レポート

ついに買ったLet's note CF-B5R。
最近のトレンドを考えると、よく出来たノートPCと言えると思います。
B5サイズの中にXGA液晶を搭載し、100BASE-TX/10BASE-T LAN、56kbpsモデム、ワイヤレスコムポート(携帯電話、PHS接続用のポート)を搭載し、昔からのPCユーザーの為にはPCカード2スロット、VGA、パラレル、シリアルを標準搭載。
USBも2ポートあるから、FDDを接続してもマウスを接続できる。
ポインティングデバイスは、ノートPCに接続されるものでは最も操作性の高いトラックボール。


しかし、見ていくと少々問題がある。
1)確かにトラックボールが有れば買う人は大勢おりますが…。高いです。
CD-ROMドライブが無い割には価格が高い。競合他社はHDDこそ6GBだが、CD-ROM付属で20万円弱である。
(具体的に言ってしまうと、ポインティングデバイスを考慮しなければNEC LaVieMが最もB5ノートでバランスが優れている。)

2)VAIO SRに比べると…。物足りないバッテリー駆動時間
バッテリー持続時間は少し物足りない。CF-S22ではスペック5時間を誇っていたのに、いまやCF-B5Vでは3時間。
私の持っていたLet's note miniの長時間バッテリーを使えば、標準8時間。いったい、どうやって8時間もAC電源を確保出来ない場所にいることが出来るだろうか?(笑)
と言うことで、やはりS22クラスのスペック、5時間は欲しいところではある。VAIO SRシリーズで達成できているのだから、P6アーキテクチャノートPCで長時間駆動を達成できることを証明している。皮肉にもバッテリー駆動時間を最も気にしなかったメーカーの1つであるソニーが…。

3)Let's note miniとの比較ですが、トラックボールは…。
トラックボールの出来は悪い。デザイン優先の為か、使いにくい。CF-M32はボタンが筐体手前まで出てきていたが、途中で切れてしまっているし、ボタンそのものも急激に切れていていまいち・・・。とは言え、スライドパッド、スティックポインターよりははるかに上であるが。

4)私はcdmaOneユーザー。音は良いのに、メーカーのサポートが…。
ワイヤレスコムポートは今時cdmaOneに対応してほしい。松下通信工業はcdmaOne端末も提供しているのだし。そもそも、Hi-HoもDDI MALなどに対応してほしいものである。九州松下電器がH"端末を提供しているのだから。
パケット通信にまで対応できなくてもせめて、14.4kbps回線交換くらいは対応して欲しい。

5)64MBねぇ…。足りないと思いませんか?
標準で64MBメモリ。まぁ、競合他社と同じっちゃあ同じなんですが、出来れば128MB標準にするくらいの気持ちは欲しいですよ。
それと、このノートPC。メモリを選ぶんです。背が高いメモリは受け付けてくれません。
一度、プリンストン社のメモリを買って、合わずに返品したことが有ります。
次は、プリンストン社の専用メモリを買いましたが^^;(さすがにバルク品は怖いですから、専用メモリが20k\以下で売っていたのでゲットです。一応バルクでも試してもらえれば試して買おうと思ったのですが、保証付きが2000円差無かったので…。プリンストンさんも老舗のメモリメーカーですから。)

6)これが最大の弱点。ビデオチップ
今回のビデオチップもNeoMagicなのですが、遅い。
もう使い物にならないほど遅い。出来れば、ATIのRAGE Mobility位使って欲しいものである。
(S3のSavegeでもかまわないが、S3のビデオチップ事業そのものが、VIAに移り将来性がサッパリ見えないので、ATIの方が良いだろう。)
さらに不思議なのが、Let's note mini/M32で使っていたのは、CF-B5で使っているビデオチップの古いタイプなのだが、フルカラーでもストレス無く使える。
ところが、CF-B5RではXGAになったとは言え、フルカラーでは遅くて使い物にならない。
そう、CirrusLogicかフルカラーでアクセラレーション出来なかったS3 86C928あたりで使ったような気分である。
Let's noteを買う直前にデスクトップの方にG400を入れたことも有って、たまらない。
ハイカラーでも遅い。G200+フルカラーくらいの速度だろうか?
とりあえず、このノートPCの最大の弱点かも知れない。


よい点としては、
1)最強ハードディスク
なんといってもHDD搭載量。ベーシックモデルでも10GB。CF-B5Rに至っては20GBである。秋葉で同じHDDが販売されるよりも先に搭載していた。
以前のP5アーキテクチャノートPCでは、HDD容量が不足に感じたが、逆に今回は競合他社の6/12GBのラインナップに対し、10/20GBのラインナップである。
しかも、Let's noteは伝統的に不要ソフトが少ないので、空き容量も非常に多い。
(逆に言うと、ソフトが少なすぎるという気もする。ソフト添付の形で提供してくれると非常に嬉しいのだが…。バンドルで10本買う値段というのは、店で1本買う値段より安いのだから…。

2)VAIOにもOEM提供されているらしいですね…。キーボードは。
キーボードも良い感じである。個人的にはメカニカルキーボードが好みなのだが、このキーボードはふにゃふにゃでなく、しっかりしたクリック感があるのは非常に好印象。CF-M32のキーボードも当時のライバルのチャンドラ(ThinkPad235やFLORA210など)よりも上で非常に気に入っていたのだが、CF-B5Rはそれよりも上と言う印象を受けた。

3)やっぱり嬉しいです。インターフェイス。
レガシーポートはともかく、LANインターフェイスの標準搭載というのは、非常に助かりますね。
もう、家庭でも会社でもLANは必須ですから。個人的に。
ちなみに、Nobuhiro Oki氏作の、KameNetと言うソフト(フリーソフト。シェアウェアでも似たようなソフトは有りますが、フリーウェアでは他に見つかりませんでした。)を利用して、LAN環境を切り替えています。
結構重宝します。ちなみに、ダウンロード先は、こちらです。
モバイルPCへの、モデムの内蔵については、否定的な意見を持っていましたが、自宅のPCで最もパワフル(メモリも増設しましたので、HDDを除いてCPU、メモリともに最強)なPCで、インターネット接続もB5Rで行うようになりました。やっぱり有れば有ると良いですね^^;
でも、コネクタ接続部分のキャップは、爪が伸びていないと外しにくいし、使っていると、ちゃんとキャップが閉まりにくくなりそうです^^;
こういう所にゴムはあまり使わない方が良いです。>ノートPCだけじゃなくていろんなメーカー。(会社の寮のロックで、番号入力のボタンがゴムで、デロデロになっていました^^;最近交換したようですが。ライオンズマンションは金属製のボタンでした。)
プリンタ・シリアルポートは、どうですかねぇ。無用になりつつありますか。
私は、使うかも知れませんが、とりあえず使ったことはないです^^;

4)賛否両論。プライベートキー。
こちらに書くか、どうかなんですが、これが無くて5000円安いならともかく、ほとんど値段差が無いので有れば、有ると良い物です。
買うまでは、不要論者でしたが^^;
不思議と、"れっつらー"は不要論者であり、それ以外のノートPCユーザーは欲しいと感じるようです。(と言っても、言い切れるほどのアンケート数が有るわけでは有りませんが^^;
会社なんかでは特にあるといい感じです。
ただし、が付きます。
ちょっとこの大きさでは、無くしやすいですし、壊しやすい気もします。その上、キーホルダーのような物も付けられませんし。

5)当たり前にして欲しかったですが…。ダミーカード方式止めました。
前作のLet's noteのPCカードスロットは、ダミーカード方式だったが、今度はシャッター式のカバーとなりました。
ダミーカード方式はダメダメでしたが、シャッター式の方が絶対良いです。


CF-B5R導入顛末

ある土曜日に、販売店より入荷の連絡が入る。
お金は払ってあるので、早速取りに行く。

早速、帰るなり、まずはバックアップ起動用のFDの作成である。
2組作ったところで、Windows98起動ディスクを作成。
マウスをセットアップ。マウスを差し込んで、1度はうまくいかなかったが、2度目にドライバをうまく読込み、インストール完了。
次に手持ちのI/OのCDP-FX24/CBIDEと言うCD-ROMドライブのドライバをインストール。

が、その後Windows98が起動途中にハードリセットしてしまう。
SafeモードかDOSプロンプトでしか起動しない。

原因究明である。
一番怪しいのは、CD-ROMドライブである。
PCカードスロットを変えてみたり全部外してみたり。
すると動くじゃないですか。はー、CD-ROMドライブかと思い、再起動すると…。
NG。がーん。何が原因?
電力不足?
試行錯誤の末、USB接続のマウスが原因であることが判明。
で、理由不明なれど、USBマウスそのものは、Let's note miniでそれなりに使っていた実績があるので、はまりました。

とりあえず、ドライバを疑い、ドライバをまずアンインストール。
Setup.EXEがあるので、これを使いまずセットアップ。ロジクールのマウスドライバ(トラックボール用)とぶつかるとのメッセージが出たが、続行。
これで、システムのプロパティ上、認識方法が変わり、問題なく使えるようになった。
なんだかなぁ^^;

後は、手持ちCD-ROMドライブ用ドライバを作成。
木曜日に練習したので、それなりにスムーズに作成完了(^^)

次は、メモリちゃんを増量である。
Let's noteを店の姉妹店で、プリンストンのメモリー(PC/100 144pin SDIMM)が17700円(128MB)だったのを知っていたので、買いに行く。
一応、メルコのVN100に対応することは確認済みで、店側でもメルコのVN100相当と言っていたので、"大丈夫だよね?"と念を押して確認。
買ってくる。
ちなみにその前に修理から返ってきたポータブルMDプレイヤーのへこみが増えていたので、別の電気店に再修理を依頼する。
電話した際に名前も名乗っていないのに、すぐに分かってもらえたし、修理受付担当者が、前回の状態を覚えており、こんなへこみは無かったと覚えていたので、すんなり修理受付してもらえました(^^)
この店とは相性がいい。

さて、メモリを入れてみると………。
挿して、いざ押し込もうとすると、入らない。
あ?あれ?入らない…。
よく見ると、メモリが筺体にさわっていて、押し込めない。
さっさと諦め、購入店に電話。返品を受けると言うことで一安心。

夜には、メモリを諦め、必要アプリのインストールと思ったが…。
あれ?CD-ROMを入れても、"Audio CD"と認識する。
???何〜?と思いつつも、他のCD-ROMを入れてみる。やっぱり"AudioCD"。
システムのプロパティでチェックすると、CD-ROMドライブの型式が壊れてる…。
がーん、CD-ROMドライブが壊れた。チェックにLet's note miniで試してもNG
はー。保証期間内なので、修理依頼する。メモリの返品と同時に実施。

それにしても、メーカー製PCでここまで苦労したのも記憶にないですねぇ^^;
まぁ、社外品ばかりがトラブルの元だったんですが。
メーカー純正というのもそれなりに重要なのかも^^;

って、実は、CardBusモードで使っていたのに、16bitモードにしたまま使おうとしていたのが原因でした。
申し訳ないです。>販売店&I/Oデータ


CF-B5R使い込んでみて。

レガシーポートはいざというときはやはり有用だった。
出張の際に、PLCと言う機器と接続するには、RS-232Cは必須だし、いきなりお客様に印刷しろと言われても、パラレルポートさえ有れば、お客様のプリンターを借りさえすれば何とかなるし。
Dynabookで、無様なポートリプリケーターを使っている姿を見ると、余計そう思う。

ところで、気になるのは、音を再生していると、良く途切れる。
HDDアクセスの際や、ビデオチップがCPUを占有したときなど。
結構、mp3を聞いていて気になるのだが…。メーカーサポートとメールのやり取りをしているのだが、どうしてもうまく行かない…。

で、起動しようとすると、Windows起動途中でリセットされてしまうと言う症状が何回か起きるようになってきた。
こんな事が出張先で度々起きるようになっても困る…。
と言うことで、OSリカバリーを行った。
とすると…。CPUを他のデバイスが完全に占拠した場合以外は音飛びが発生しなくなった。
ゲームで音が鳴らないことも有ったが、これも直った。
うーん…。何だったんだろう?
とりあえず、これで安心して使える。

近所の店で、100円でキーボードカバーを購入。
既にキートップのテカリが気になっているくらい使い込んでいるので、使っているのだが、ずれるずれる(^^;
ずれないための両面テープは付いているのだが、どこに付けていいやら…。
下手な所に付けて、塗装が剥げても困るし…。

あるページで掲載されていた、NeoMagicのWindowsMe用ドライバを入れてみる実験をしてみた。
結果…何らデフォルトのドライバと大差なし
と言う感じです。
一応、WindowsMe用のドライバは、2000/6/8 Microsoft製ドライバで、デフォルトドライバは、1999/6/14 NeoMagic製ドライバでした。
なお、ご参考までに、私が必要と判断したのは、

NMGC5.INF
NMGC5_16.DLL
NMGC5_32.DLL
TSB.DLL
NMGC5.DRV
NMGC5VPM.DRV
NEOMAGIC.HLP
NMGC5VD2.VXD
NMGC5VDD.VXD
NMGCDD5.DLL
でした。(某所で見つけたファイルの内容とはいくつか明らかに異なっておりました。)

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