MPLインターネットセクション CD−Rライティング研究室
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オーディオCD作成
イメージファイルは必要か?
オーディオCDを焼く場合は、データCDを焼く場合よりデータ量が多いため、どうしても注意が必要になると言われている。
44.1kHz*2(Stereo)*2Bytes(16bit)*60(Sec)*74(min)=747Mbytes
これが、オーディオCDのデータ量である。
データCDは、650MBytesだから、およそ1.15倍のデータ転送速度が要求される。
でも、最近は余り気にする必要が無いと思うのは私だけだろうか?
友人は、PentiumPro-200MHzマシンで、EZ-CD Proを利用して、IDE CD-ROMドライブからオーディオCDを2倍でオンザフライで焼くことに成功しているし、私もWAVEファイルを4倍でオンザフライでオーディオCDに焼くことに成功している。
(特にノイズは無し。ここにあるWAVEファイル吸い出しツールを利用してではあるが…。)
CPUパワーさえあれば、特にイメージファイルの作成は必要ないのでは?と思う。
ご指摘を受けたので、正確な話(だと思う)を書いてみたいと思います。
普通、CD-ROMは、Mode1と言う方式で書き込みますが、これはCD1セクタ2352bytesの内、データエリアを2048bytesとし、残りの304bytesは、EDC、ECCデータ等です。
普通のCDライティングソフトでデータCDを作成する場合、CD-Rドライブにはこの2048bytesのみを転送し、残りのEDC、ECCデータ等はCD-Rドライブに作成させています。
それに対し、オーディオCDの場合1セクタ2352bytesを全てオーディオデータとして利用しています。(これがオーディオCD吸い出しで頭が合わせられないとか色々問題が出る理由なのですが…。)
この為、CDライティングソフトはCD-Rドライブに1セクタ2352bytesを転送する必要があります。
この為、1セクタあたりの必要転送データで、おおよそ2352/2048=1.148倍必要になると言う訳です。
データCDでも、CloneCDやDiscJuggler等のソフトで強制的にRAWモード(EDCやECCデータもライティングソフトから書き込むモード)で書き込んでしまえば、オーディオCDと同じだけのデータ転送が必要になります。
が、CPUパワー、HDD転送速度が劇的に向上している現状では、あんまし気にする必要がある話じゃ無くなってきていますけどね。
昔は、Pentium-133MHzとかでCD-Rを利用していたんで、結構シビアに効いてきたんですが^^;
(データCDはうまく作成できてもオーディオCDは失敗しやすいとか…。)
オンザフライCD作成
オンザフライ定義
正式には、イメージファイルを作成しないCD-R作成方法がオンザフライ。
一部では、CD to CDのコピーのみがオンザフライだと思っている人がいるようだが、狭義のオンザフライであっても、それだけではない。
なお、↓で書いて有るのは、オンザフライでのCD to CDコピーの話。
オンザフライ書き込みの問題点
最近は、オンザフライで4倍速でIDE CD-ROMからデータCDをコピーしても失敗することはほとんど無い。(と言っても恐くてあんまりしていないが。)
一応、成功しているのは、MS-Office97サービスリリース対応版とあるゲーム数枚である。
でも、オンザフライでコピーしようとすると、たまに元々そのCDライターソフトでコピー出来ないソフトもある。
こう言うのをオンザフライでテスト無しでコピーしようとすると、メディアを1枚ダメにしてしまう。
と言うことで、CD-ROMからのオンザフライは、CPUパワーと高速なCD-ROMドライブさえあれば、IDEのCD-ROMドライブからも出来るけど、一度成功しているCDをコピーする以外は、テスト書き込みを行ってからコピーするか、一度HDDに書き込んでからコピー(CD-Rドライブで読み込み/書き込みを行う)するようにしたい。
熱問題
CD−Rドライブの熱問題
CD−Rドライブは、レーザーを照射して、CD−Rにデータを書き込む。
と言うことで、相当量の熱を発生する。
熱が発生すれば、発散させるしかない。
内蔵であれば、内部空気循環だし、外付けであれば、筺体からの熱放射やファンによる排気である。
私が最初に買った、LogitecのLCW-748S(SONY製CDU948S搭載4倍速CD-Rドライブ)は、買って2日目に焼きまくっていたところ、暴走してしまった。
その時の筺体はかなり熱く(45℃以上にはなっていたのでは?)なっており、おそらくは熱暴走。
それ以降、わずか1回CDのコピーに成功しただけで、ドライブ自体がダメになってしまったようだ。
このドライブは、外付けのCD-Rドライブであるが、ファンもなく、単に電源付きケースのような物で、熱がこもる設計になっていたようだ。
内蔵用のドライブと5000円差だが、そう考えれば、高いケースであると言える。
このドライブは、問答無用で返品出来たので、御の字である^^;
その次に購入したのは、I・OデータのCDR-TX412。これは、TEAC CD-R55S搭載の外付けドライブだが、筺体にファンが付いているため、特に熱くなることも無く、連続で焼いても快適そのものである。
これは、確か内蔵用と比べ、7000円差があるが、納得のいく価格差と言えると思う。
外付けを買うなら、ファン付き。
内蔵を買うのであれば、十分冷却を考えて、CD-Rドライブを買うことをおすすめする。
DOS/V Magazine誌に記載されていた話であるが、Plextor製のCD-Rドライブは、熱の発生量も少なく、ファン無しの外付けCD-Rドライブで1時間連続書き込みしてもほとんど熱くならないそうです。
先日、CaravellのCD-R820EXと言うSANYO製ドライブを搭載したCD-Rドライブ(内蔵)を購入した。
いやー、発熱が凄いの何のって、ケースから熱くてマシンがフリーズしてしまったことも有るくらいである^^;
結局、ケースにセカンド・サードファンを取り付け、5インチベイのCD-ROMドライブを1個削って何とか対応した次第です。
Windows95/98でも大丈夫?
本当にWindows95は不安定?
良く、Windows95では、なぜか失敗することが多いと、色々な本やページに書いてある。
でも、本当なのだろうか?
自宅のマシンでは、オーディオCDの作成やらなにやら、全てWindows95 OSR2.5で行っているけど、OSが原因で失敗したと言うことはない。
よく言われる、SYSTEM.INIのキャッシュの設定もしていない。
さすがに、自動挿入はOFFになっていますけど^^;
ちょっと前の、DOS/V ISSUEにも、色々な実験をしたのがあり、それによると、4倍速オンザフライでCDを書いている最中にネットワーク共有で色々なファイルにアクセスしたり、インターネット接続を行ったりしても、特に失敗するような事もマシンパワーさえあれば、出来るようです。
ちなみに、私とほぼ同構成で、オールIDEで、ATAPIの2倍速CD-Rを使い、オーディオCDを2倍速でWindows95で焼いても問題ないようです。
Slot1/Socket8では、少なくともWindowsNTを使わないと、安定しないと言うことは無いと思います。
本当にWindows95は不安定? その2
やっぱり、Slot1のPentiumUでも上手く行かなくなってくる。
どうしても、Windows95/98(特にIE4が入ったWin95と98)は、不安定になるのかも知れない。
Win95 OSR2.5+IE4.01SP1のPentiumUよりOSを入れ直したPentium-133MHzマシンの方が安定しているし。
なお、Windows98ユーザーからは、不安定で、Windows95に戻して、CD-R専用マシンを作りたいとのレポートも有った事を付け加えておく。
AudioCD-R
AudioCD-Rは本当に音が悪いのか?
良く、オーディオCD-Rは、音が悪いと言う話を聞きます。
ノイズが乗る等という初歩的な話は、さておき、きちんと書き込まれたはずのオーディオCD-Rは本当に音が悪いのか?
以下の環境で実験。ついでに最近流行のMDも加えて実験
アンプ DENON PMA-1500R
CDプレイヤー YAMAHA CDX-580
MDデッキ SONY MDS-JE700
スピーカー ONKYO D-77FRX
一応、万全を期すため、CDデッキでは、デジタル信号をMDデッキへ通し、MDデッキのD/Aコンバーターを使いアナログに変換して音を聞きます。
聞いてみると、確かに音がCD/CD-R/MDで全て違う。
CDでは、しっとりとした音だし、CD-Rでは、CDに比べてハッキリすると言うか。
MDでは、更に高音がシャキッとして更に音が違う。
少なくとも、音が変化することは確かかも知れない。
音が良いか悪いかは別として。
とは言っても、気になるレベルでもないし、少なくともCDプレイヤーを変えたときほど衝撃的な違いでもない。
言われないと分からない。そんなレベルだと個人的には思いますが…。
インターネット上の他のページでは、オシロスコープを用いてもっと科学的に解析しているみたいですが^^;
音はやっぱり耳で聴いて比較しないとねと思いますが…。
AudioCD-Rにノイズはのるか?
オンザフライでCD→CD-Rでコピーするとノイズはどうしても乗るときが有るみたいです。
補正をかけないソフトでWAVE吸い上げしても結局ノイズが乗ってしまうことが有るみたいです。
でも、きちんと補正をかけるソフトでWAVE吸い上げをしてCDに書き込む分には4倍速で書き込んでも問題ないようですけど。
自分で使う物は、大体等倍で焼くので、分かりませんが^^;
トラブル履歴
ディスクが回転したままイジェクトされる
先日買った、TEACのCD-W512EKB。BURN-Proof対応のATAPI CD-RWドライブ。(TEACさん、早くCD-W512SB出してくださいよ。)
私のCD-R環境は、VIA MVP3(Socket7環境)+WindowsNT 4.0なのであるが、このマシンに繋いで、OSから"取り出し"を実行したところ、"しゅしゅしゅしゅしゅ"と凄い音がした。
よーく見ると、ディスクが回転したまま(!)
で、色々試してみるが、OSから取り出しの時だけのトラブルのようである。
CD-RWドライブのイジェクト、ライティングソフトからのイジェクトでは問題無し。
で、ティアックシステムクリエイトにメールすると、年末年始休暇。
1/4まで休暇と言うことで、1/5にメールが来るのかと思えば、結局メール無し。
その前に、440LX+Windows95 OSR2.5の環境で問題ないことを確認したので、私は初期不良返品をしても蹴られる可能性があるかと思い、ファームウェアのアップデートを決行。(初期不良返品を行おうと思っていたので、ファームのアップデートは控えていたのですが(^^;)
これで直ってしまいました(^^;
で、ティアックシステムクリエイトからのメールは、その後の休み明け、1/9に来ました。
VIAチップセットの相性ではなく、WindowsNT 4.0での問題らしい。
動作確認済みOSとなっているのに、あきれて物も言えない。
で、更にメールにはファームウェアアップデートをしてください。とあった。
一応、返信で、
尚、判明していた問題であるならば、なぜその問題を告知しないのですか?
非常に疑問を感じます。
対応OSで、明らかな不具合であり、公表していないと言うのは問題だと思います。
ファームのアップデート内容も、記録品質の向上しかなく、嘘であることは明ら
かです。
御社及びTEAC社の対応に非常に憤慨しております。
って事を書いた(一部修正してありますが)んですけど、今のところ返事無し。何か、信じていたメーカーの信頼を又失いそうである。(ちなみに、カノープスは信頼度0%である。サイテーのサポートである。ドライバも腐っているし。速けりゃ良いってもんじゃない!)CD-Rドライブはどれが良いですか?
今、一番人気があるのが、プレクスターの8倍速ドライブである。
対応メディアの多さ、速度、ライティングソフトのサポートなどを考えれば、人気になるのは当然。
CD-DA吸い出しの精度や信頼性なども抜群である。さすがにブランドを確立している唯一のCD-ROMメーカーである。(ついこの間まで32倍速ドライブは2万円近かった。他のメーカーと5000円の値段差は有った。)
ただ、バルク品などは殆ど出てこず、さほど値崩れもしない。
メルコがOEMで発売しており、プレクスターが販売している物より安いが、ファームウェアのアップデートをメルコが積極的にサポートしておらず、この辺がメルコのネックになる。
保証が打ち切られることを覚悟で買うなら、メルコの製品も良い。
安いと言うことであれば、4倍速ドライブになるが、このクラスで人気のCW7502は、メディアを選んだり、SCSIカードを選ぶ等のデメリットもあり、おすすめは、TEACのCD-R55S。
あまりメディアとの相性もないし、ライティングソフトのサポートも十分。CD-DA吸い出しの能力も高く、価格もバルク品で有れば、2万円台という安さ。
今のところ、プレクスターかTEACドライブなら間違いないと言えるでしょう。
キャラベルが発売しているSANYOドライブを使った8倍速も、CD-DA吸い出しには不安を感じますし、メディアを選びますが、価格的にはかなり安いですね。(4万円を切り始めています)
'2000/8/28ベストチョイスドライブ
やっぱりプレクスターを買っておくのが一番無難なのかも知れない^^;
一般的な使い方をする場合、JustLink(SANYOで言うBURN-Proof)を搭載したリコーのDVD-ROM&CD-RWも気になる所ですね。
'1999/7/5ベストチョイスドライブ
MPL CD-R研究所がおすすめするドライブは、ズバリ!
TEAC CD-R58S、CD-R56S。
調べると、PX-W8220TのCD-TEXT書き込みには不都合があるらしく、TEACをベストチョイスに返り咲き。
'1999/6/25ベストチョイスドライブ
MPL CD-R研究所がおすすめするドライブは、ズバリ!
PLEXTOR PX-W8220T
CD-RW対応なのに、8倍速書き込み対応のCD-RWドライブ。
CD-RWが2倍速と少し遅いが、CD-TEXTも対応の8倍速CD-RドライブにCD-RW機能がオマケに付いたと思えば十分。
次点としては、CD-TEXTに対応したTEAC CD-R58S&CD-R56Sとします。
'1999/5/10ベストチョイスドライブ
MPL CD-R研究所がおすすめするドライブは、ズバリ!
TEAC CD-R58S、CD-R56S。
研究の結果、プレクスタードライブは、少しだけ(ほんの少しだけ。CD-RWは少し大きい問題かも^^;)おすすめ出来ない点があるので、上記2ドライブをベストチョイスとさせていただきます。
一応、何でも出来ると言うのを観点に選んでいますので、他のドライブがダメだと言うのは言うつもりは毛頭ないですけどね。
TEACドライブも、CD-TEXT未対応と言うデメリットだってありますし。
それ以外の面では、非常に優れていると思いますので、上記2ドライブを選びました。
次点として、PlextorのPX-R412CとPX-R820Tとします。